A4 Report
日本においては、A4は少数派の部類に入るでしょう。その中でも1.8 Turbo Quattroは少ないようですね。更にマイナーチェンジ後は、1999年モデルの半年間と2001モデルしかありません。 これって希少(マイナー)車ってことになるのでは?(笑) それではご紹介いたしましょう。
エクステリア
フロントグリル
アウディのアイデンティティー Four Silver Rings。クワトロモデルには小さなQuattroエンブレムがつきます。'99後期モデルより、フロントグリルの意匠もやや変更を受けているようです。 どこら辺が変わっているのか、はっきりはわかりません。
ヘッドライト
'99後期モデルより、ヘッドライトはウィンカーと一体になったプロジェクタータイプに変更になりました。 この新しいヘッドライトのおかげで、やや精悍な印象を受けるようになりました。
フォグランプ
これも’99後期モデルより。フォグランプがフロントバンパーに独立しました。
ボンネット
ボンネットはフロントグリルと一体で開きます。開いたボンネットの支持も右側のダンパーで行われます。このくらいの価格の車だと当然ですか?
ウォッシャーノズル
ウォッシャーノズルは、こんな位置(ボンネット下側)に付いています。これもデザインを重視した為でしょうか。こういった、こだわりって好きです。 '99後期モデルで、こういう形に変わったようです。
デザイン的には秀作ですが、ノズルの位置がウィンドウ下部に近いので、ウォッシャーを出すとワイパーに当たりやすいようで、うまくウィンドウにかかってくれません。 ノズル角度の調整で、よくなるのでしょうか?
トランク
バンパー上まで開くトランクは広さもまあまあ。大人2+子供2での旅行程度なら楽々こなしてくれそうです。 傾斜しているリヤウインドウのせいで、やや開口部は狭いようです。 しかしヒンジの設計が工夫されていてヒンジ自体の出っ張りがないことが美点です。
タイヤ&ホイール
>標準では205-60/15のタイヤを履いています。純正装着のブランドはミシュラン。ホイールは6J-15の鍛造製で軽量化。デザインは誰が言ったか「ガスレンジ」。う?ん。 リム幅が6Jと狭いこともあって、視覚的な張り出し感が少ないのが残念なところです。ボディーのデザインともあいまって、もう少し大きなホイールをはかせるとかっこいいのかなという気にさせられてしまいます。 もちろんドイツ車の常として、ポリッシュされた綺麗なホイールも、すぐにブレーキダストで真っ黒になってしまいます。
マフラー
2本出しのマフラーエンドです。個人的には、もうちょっと迫力があっても....排気音も静かです。
1.8Tクワトロモデルのエンブレム。'99後期モデルよりエンブレムの位置も、トランクリッドからナンバープレート横へと移動しています。
インテリア
前席まわり
ステアリングは革巻の3本スポークでちょっとスポーティです。チルト&テレスコピック付きで、シートの調整機能とあいまって楽なポジションをとることができます。 シフトノブも革巻です。カタログで見ている頃はちょっと?な感じですが、実際にシフトしてみると意外と手になじみます。問題はシフトの感触。特に1?2速の入りが悪いのには幻滅させられます。 3速以上の感触はいいので残念なところです。何とかならないかな?
メーター類
右にスピードメーター左にタコメータが、上は右が水温計、左が燃料計という配置です。260Kmあるスピードメーターがその気にさせるでしょう。ちなみにCGの谷田部テストでは220Km/hを記録したとか。タコメーターの中にあるのは時計です。メーター中央には各種警告灯が配置され、その下には外気温計もついています。
センターコンソール
'99後期モデルよりセンターコンソールのデザインも変更されているようです。 一番上に収納式カップホルダー、ハザードスイッチ、フォグ・リヤフォグスイッチと並びます。 真ん中のオーディオは相変わらず専用サイズ。MDに換えたいんだけどなあ。イルミネーションの色と合わせて、社外品に変えるのには支障がありそうです。 その下にオートエアコンのパネル。説明書によると、室温はもちろん太陽光の強さや角度,走行速度まで検知して風量などを制御するそうです。ダッシュボード中央にあるのがセンサーじゃないのかな? カップホルダーはセンターコンソールに収納式のが一個、サイドブレーキの横に2個あります。 サイドブレーキレバーも、革巻きになりました。
ルームランプ
残照機能がついたルームランプは外から解錠すると点灯します。乗り込んでもしばらくは点灯したままで、エンジンを始動するとゆっくり消えます。またエンジンをきってキーを抜くと自動的に点灯します。 運転席・助手席それぞれに読書灯がつきます。 前席にはドアを開いた側だけ足元にフットランプが灯ります。このあたりもしゃれた演出ですね。
前席
1.8Tクワトロには専用のスポーツシートがつきます。 シートは前後、上下、リクライニングの手動調整に加え、電動でランバーサポートの調整もできます。 大柄な私には(笑)サイズも窮屈すぎず広すぎず、しっくりきています。夏場は背面が蒸れるような気がします。私だけ?
イルミネーション
夜間はイルミネーションが「赤く」光ります。最初は、ちょっと戸惑いますが慣れればこれもなかなか。エアコンの噴出し口の風量調整ノブやシガーライター、天井の室内灯スイッチも同じく赤い照明がつきます。 ドアにあるウィンドウロックのスイッチのみがグリーンです。これは、安全上の配慮ですか。 照明は明るさの調整ができますが、どこで調整するかを探すのに一苦労。(ちゃんと説明書を読みましょう♪) なんと、時計調整のノブと共用になってるんですね。
シガーライターソケット
センターコンソールのデザイン変更にともなって、シフトレバー前の位置からここに移りました。
通常は隠れていますが、蓋を押すとくるっと回って出てきます。デザイン的には優れていますが、携帯電話やレーダーの為に常時使用する人には不向きかも。
ヘッドライトレベライザー
ステアリング右側に、レベライザーのダイヤルがあり、ヘッドライトの光軸調整を行えます。使うことは無いでしょうが...
サイドシル
サイドシルには、'99後期モデルよりアルミ製のプレートがつくようになりました。運転席側にはAUDIのロゴ入りです。ドアを開けた時に高級感を演出してくれますね。
カテーシーランプ
すべてのドアには開閉時、後方からの視認性をあげるためのランプがついています。安全のためにはありがたい装備です。
車載工具&CDチェンジャー
トランクルーム左サイドの蓋を開けると、車載工具ボックスとCDチェンジャー(ディーラーオプションのSONY製6連装)があります。 車載工具はジャッキと+?ドライバーなど簡単なものです。BMWの立派な工具に比べると見劣りしますが、このあたりはVWと同じく手の込んだ修理はサービス工場でという考え方なのでしょう。 CDチェンジャーの下にはNAVI用のスペースがあります。
エンジンルーム
エンジン
ゴルフ4 GTIと同じ150ps、21.4Kgのインタークーラー付き1.8L Turboエンジンです。ゴルフやアウディA3、TTと違うのは、これを縦に積むこと。ヘッドにはカバーが付けられ整然としています。そのぶん私のレベルでは、自分で手を入れるのは不可能になりました。
バッテリー
A4のエンジンルームは、ダブルスカットル構造になっています。(エンジンルームと室内を仕切る壁が2重になっているってこと) バッテリーはこの壁の間にあります。重量物が中心にきて運動性能にも寄与してるのかしらん。 樹脂製の蓋を外すと+?の端子のみが現れます。液面のチェックをする場合は大きくカバーを外さなければいけません。 定期点検時にチェクするのでユーザーは見なくていいよってことかと思いましたが、説明書にはバッテリー液をチェックしなさいとありました(汗)
その他
キー
リモコンドアロックの付いたキーです。内溝のキー先端はボタンを押しながら折りたたむことができます。GOLF4も同じ構造のものが採用されているようです。 ちょっと洒落てて、つい人に見せびらかしたくなったりしません(笑)>オーナーの方。 リモコンでの解錠時はハザードランプが2回、施錠の時は1回点滅して確認できます。
車検証入れ
車検証入れは、こんな革製のものになります。これも最近のVW車と同じデザインですね。